起業前に(企業の情報システム部門の責任者として)ERPの導入・活用を推進した実績を掲載しています。
- 半導体製造業向けERP導入失敗からの復旧
- その企業は、英語版のERPを導入していたが、ユーザーはERPの画面に表示されるエラーメッセージの意味さえわからず、業務に支障をきたしていた。
- 英語版のERPトレーニング・マニュアル(会計、販売管理、購買/在庫管理、生産管理)を読破した。
- 目次付きの体系的なユーザーマニュアルを作成しユーザー教育を繰り返し行った。
- 半年後に、ERPの導入失敗から復旧した。
- 電子部品製造業向けERP導入プランの策定
- その企業は、ERPを導入したくても情報システム部門にERPがわかる人材がおらず、ERPの導入に支障をきたしていた。
- 全社的な業務分析を行い基幹業務プロセスを見える化した。
- 見える化した業務フローを使ってERP候補との簡易的なフィット&ギャップ分析を行い、フィットしていることをあらかじめ確認した。
- 優秀なERP導入コンサルタントを選定した。
- 3カ月後には、ERP導入プラン(含 目的、目標、導入方針、導入体制、導入スケジュール、費用、懸案事項)を策定した。
※ その後、ERP導入実行プランに沿ってERPを導入
- 医療機器の製造業向けERP導入失敗からの復旧
- その企業は、ERPの本番稼動直後だったが、ERPからのレスポンスが異常に遅く、業務に多大な支障をきたしていた。
- レスポンスが遅い原因を、① ソフト(ERP、データベース)、② ハード(サーバー、情報ネットワーク、③ 運用(パラメータ設定、ユーザーの使い方)の観点から分析することにした。
- 本番稼動前にピーク時の負荷テストを十分に行ったとのことだったので、ハードは分析の対象から外した。
- ソフトと運用を分析しても、原因らしきことを発見できなかった。
- ある時、ハードの定期メンテナンスがあった。SEのメンテナンス作業を見ながらいくつかの質問をして、ハードの選定ミスの可能性が高いことを発見した。
- ハードを上位更新した。(ハードメーカーは2段階上への更新を提案してきたが、1段階上を採用した。)
- ハードを更新し、ERPからのレスポンスが劇的に速くなった。
- 経理部長から “ありがとう、助かった。” の言葉をいただいた。
- 自動車部品の製造業向けERPの導入
- その企業は、ERPの導入に2回続けて失敗していた。
- まずは、失敗の原因を付きとめて対策を講じた。
- 全社的な業務分析を行い、業務プロセスを見える化した。
- ERPの導入を含む基幹業務システム再構築プランを策定した。
- ERPの導入、4社の自動車メーカー(顧客)との間のEDIシステムの開発、ERPだけでは対応できない特別仕様の受発注システムの開発などを推進した。
- 基幹業務システムの再構築を成功裏に終わらせた。
- 特別仕様の受発注システムを完成させた自動車メーカーの対象となった自動車は、RJCカーオブザイヤー賞を獲得した。
- この実例を、ITコーディネータ研修の最後に概要だけを発表したところ(所要時間15分)、某企業経営者から “2時間かけて聞きたい内容です。” との感想をいただいた。
- 制御機器の製造業向けグローバル拠点でのERPの活用推進
- その企業は、ERPを導入して数年が立っていたにもかかわらず、MRP(資材所要量計画)から出力されるデータが役に立っていなかった。
- 製造部門の人材にMRPとCRP(能力所要量計画)の集合研修を行った。
- ERPの販売管理モジュールの顧客毎の売上データをCRMで活用するために、顧客毎のランク付けを行いCRMと連携させる仕組みを構築した。
- 購買業務の効率化を図るために、導入しているERPに最適のバーコードシステムを選定し導入した。
- ERPコンサルタント向け集合研修 ← 起業直後の実績
- ERPコンサルタントに必要なスキルとマインドなどの集合研修を行った。
- 研修内容の例
- ERPの導入・活用に必要なIT全般のスキル
- 業務知識(固定資産の減価償却、損益分岐点分析、特殊原価調査、生産管理、など)
- 業務改革の進め方(業務分析、業務プロセスの見える化)
- 失敗を避けるERP導入プロジェクトの進め方
- 生産管理の業務知識は、“1つのコースとしてやる価値がある” との評価をいただいた。