導入したERPを経営に効果的に活用するには、ERPの導入に失敗しないだけでは片手落ちです。
なぜなら、導入したERPを経営に効果的に活用できる人材の有無が、高額な投資をして導入したERPを経営に効果的に活用できるかどうかを、決定的に左右するからです。
ERPを経営に効果的に活用できている3つの状況とは?
- 経営者が、ERPが自分の経営意思決定に役立っていると実感できている
- 経営者が、前日までの損益を数字で把握できている = 日次決算ができている
- 経営者が、データを必要な切り口で簡単に(マウス操作だけで)解析できる仕組みがある
ERPを経営に効果的に活用できる人材に必要な7つのスキル
- 現場での実体験で獲得したIT全般への包括的な理解
- ERP対象部門の責任者と議論できるレベルの業務知識
- プロジェクトの構築&管理能力、チームワークの醸成力
- 迅速かつ的確に意思決定できる力量
- 現行の業務プロセスを分析/見える化できるスキル
- 部門横断での業務改革の継続的な推進力
- ERP特有の導入方法論への深い理解
ERPを経営に効果的に活用できる人材に必要な7つのマインド
- 誰にも負けない熱意
- 成し遂げる覚悟
- 不退転の決意
- 的確な判断力
- 土壇場の決断力
- 粘り強い努力
- 責任を取る勇気
上記に記載しているスキルやマインドを持っている人材は、上場企業でも15社に1人程度しかいません。
尚、スキルは獲得できますが、マインドの獲得は困難です。経営のコツを教えられないことと同じです。
なので、7つのマインドを持つ社員に7つのスキルを学ばせることが、経営にERPを効果的に活用できる人材を養成する秘訣です。