ご存知のように、達成したい目的に応じて様々なIT手法や製品があります。
・書類を減らしたい
例: パソコンを活用した情報の電子化
・パソコン活用能力を高めたい(キーボードアレルギーを克服したい)
例: ブラインドタッチの習得
・情報を効率的にやり取りしたい
例: 電子メールの活用による情報伝達の迅速化
・情報を共有化したい
例: グループウェア、ファイルサーバー、イントラネットの活用
・業務処理を効率化したい
例: 業務フローのビジュアル化、業務改善、業務処理のシステム化
・販路を拡大したい
例: 自社ホームページの立ち上げ、メールマガジンやブログの発信
・取引先との業務処理を合理化したい
例: 取引先との商取引情報の電子化、PDFファイルの活用
・IT投資コストを削減したい
例: クラウドの活用によるソフト開発費の削減
・顧客満足度を向上させたい
例: CTIの導入、CRMの導入による顧客サービスの向上
・業務の実態をすばやく把握したい
例: ERPの導入による業務データの一元管理
・営業業務の生産性を向上させたい
例: 営業社員へのSFAの導入活用
・的確な意思決定を迅速に行いたい
例: BI(ビジネス・インテリジェンス)の導入
・IT管理コストを削減したい
例: IT運用管理業務のアウトソーシング
・キャッシュフローを改善したい
例: SCMの構築による在庫の削減
例の中のIT用語は、ここでは気にしないでください。
(どうしても知りたい方は、Googleや Yahoo! で検索してみてください。)
どういうわけか、IT用語には3文字が多いようです。
ところで、例に書かれているITは、導入の難易度に相当の開きがあるのです。
ITには、導入がやさしい、つまり導入の失敗が少ないITと、導入が難しい、つまり導入失敗の可能性が高いIT とがあります。
ここで、失敗とは、当初の予算を大幅に超過したり、導入終了時期が遅れたり、最悪の場合、導入しても使われなかったりする可能性が高いITのことです。
導入の難易度が高い とは、どういうことなのでしょうか?
それは、難易度が高いITであればあるほど、このサイトで説明している勘所が、それだけ多く関係してくるということです。
ERPやSCMは、導入の難易度がとても高いといえます。
『自社のIT活用能力』で説明したレベル3以上を達成していないと、導入はまず失敗します。
ITの導入を考える際には、その ITの導入の難易度 を考慮に入れましょう。
ところで、ある目的を達成するためにIT製品を決めようとすると、色々なIT製品があることに気がつきます。
どのIT製品が自社の経営課題の解決に最適なのか決める必要があります。
つまり、最適なIT製品の選択力 が欠かせません。