自社開発システムのERPへの入れ替えを検討しませんか?
自社の業務にはERPは適用できないとお考えであれば、その考え方には問題がある可能性が高いと言える。
なぜなのか説明する。
6割以上の大手製造業が、すでにERPに入れ替えている現実があるからだ。
ERPに入れ替えていない企業で、入れ替えない理由として “うちの業務は複雑だからERPでは対応できない” と思っている(勘違いしている)方がいる。
大企業の方が、中堅企業よりも業務の仕組みがシンプルだと思いますか?
そんなことはない。大企業の業務の仕組みの方が、確実に複雑なはずだ。
ところで、ERPに入れ替えると、システム部門の方は、今までのシステム開発で培ったスキルを生かす場がほとんどなくなってしまう。パラダイムシフトが必要になるからだ。
詳しくは、ここを読んでください。
さて、ERPに否定的な考え方をお持ちであれば、この先のコンテンツを読んでも、時間の無駄になるだけだ。
ERPが適していない企業がある。中小企業だ。短期間では投資コストの回収が実感しにくいからだ。
中小企業の場合、ERPではなく(ERPと名乗っている)手頃なパッケージ・ソフトで十分だ。
内部統制やIFRS(国際財務報告基準)への対応も、必要ないでしょうから。
これから先は、従業員100人以上の企業で、会計、販売管理、購買管理、在庫管理などの機能が組織として分かれているシステム部門の責任者で、ERPに関心を持っている方を前提に説明している。
ERPを導入する場合と業務ソフトをゼロから開発する場合とでは、導入方法論が異なる。
例えば、自社開発でソフトを開発する場合、単体テストの目的はバグを発見して潰すことだが、ERPでは、その機能の使い方を確認する作業になる。
また、自社開発の場合、データベースの設計では正規化の作業が必要だが、ERPのデータベースは、あらかじめ正規化されている。
また、ERPでは同じマスターデータを別々のデータベースで管理することはできない。データベースが、あらかじめ一元管理されているからだ。
今までの断片的な説明だけでは、自社開発システムとERPとの違いは、分かりにくいはずだ。
まずは、ERPの導入プロセス (1)と ERPの導入プロセス(2)を読んでください。
次に、ERPと業務改革との関係 を読んでください。
これで、自社開発との違いが、だいぶわかるはずだ。
ERPについてあまり理解していない場合、ERPの導入目的 も読まれた方がいいでしょう。
ここまで、このコンテンツのナビゲーション通りに行動したのでしたら、ERPへの入れ替えを本気で検討している方 だと確信できる。
“内部統制やIFRS向けに業務システムを適応させ続けることは大変だ” という問題意識があるシステム部門の責任者の方には、よりいっそうERPへの入れ替えをお勧めする。
次に取れる具体的な行動は:
- ERPの導入・活用ノウハウ の残りのコンテンツを、読んでください。
- ERP導入の失敗を避ける教科書 (書籍)を購入して、真剣に読んで下さい。
ここまでの行動の結果、弊社からの支援を検討したいと感じたのでしたら ご連絡ください。
なぜ弊社の指導が必要なのか疑問な方は、同業他社とのサービスの違い を読んでください。
ERPの導入期間を利用して『ERP管理者 養成講座』 (動画)を受講していただくことになる。
現時点で、簿記やMRPを理解されていなくても心配することはありません。
但し、“ERPをマスターするゾ!” という熱意だけは、欠かせません。
ERP管理者は、企業経営に欠かせないキーパーソン の一人だ。