ERP導入プロジェクト推進上のキーパーソンは、リーダーとオーナーです。リーダーは、プロジェクトの推進を担い、経営者であるオーナーには、プロジェクト失敗の責任を負う覚悟が必要 です。

◎ ERP導入の失敗を招くオーナーのERP製品選択への関与

   ERPの導入に失敗する典型的なパターンの一つは、ERPベンダーの営業がオーナーにアプローチしてERP製品が決まってしまうことです。すると、ERPコンサルタントがプロジェクトの主導権を握ることになり、プロジェクトが失敗することになります。ERP製品の選択は、リーダーに任せる必要があります

◎ オーナーからリーダーへの支援が不可欠

   リ-ダーには、大変な重圧がかかります。ERPの導入失敗は、高額な投資が無駄になるだけでなく関係する部門に多大な迷惑をかけてしまうからです。また、複数の部門が関わる業務プロセスの変更は、部門責任者が協議して結論を出す必要がありますが、結論が出ないとプロジェクトが遅れることになります。オーナーは、リーダーを全面的に支援していることを、本人にきちんと伝える必要があります

   リーダーが、自社に最適なERP製品を選択できるノウハウを確実に身に付けるには、リーダーに『ERP管理者 養成講座』を受講してもらうことです。