◎ ERPの導入プロセス

ERP導入の検討を始めてからERPが本番稼働するまでの主な工程は、①現状の業務分析、②ERP導入推進計画書の作成、③ERP製品及びERPベンダーの選定、④ERP導入実行計画書の作成、⑤ERPの導入作業(この工程が最も長い)、⑥ERPの本番稼働、⑦本番稼働したERPシステムから出力される財務諸表の数値の確認、⑧システムの安定稼働に向けた不具合対応、です。

◎ 導入目標の達成を検証できる時期

ERPが本稼働した⑥の時点では、導入作業は50%終わった段階です。本番稼働したERPシステムを安定稼働させることが、乗り越えるべき最後の関門になります。システムが安定稼働してから、ようやくERP導入の所期の目標を達成したかどうかを検証できるようになります。肝心な点は、ERPコンサルタントが支援作業を行うのは、⑦までというERPビジネスの現実です。

◎ 経営者の認識が不可欠なこと

“ERP本番稼働後の検証作業にはERPベンダーは関わらない” という厳しい現実を、経営者は認識しておく必要があります。

リーダーに、ERPコンサルタントに依存しない社内体制作りに必須のノウハウを短期間で身に付けてもらうには、『ERP管理者 養成講座』を受講してもらうことです。

念のためですが、私は『ERP管理者 養成講座』を売り込んでいるつもりはありません。御社がERPの導入失敗を避けるための助言をしているだけです。

顧客不満足時 全額返金保証