まだ無駄なIT投資を続けるつもりですか?
20年前は、ITは社内業務の効率化を図るための道具に過ぎませんでした。
データを、人間よりも正確に早く処理できるコンピュータの特技を、業務処理の効率化や省力化に活用していたわけです。
ところが、これだけITの活用範囲が広がってくると、最早 ITを活用できない企業は、企業の存続そのものが危うくなるといっても過言ではないほど、経営に与える影響力が高まっています。
ITを経営に効果的に活用できない企業は、時代に取り残されてしまいます。
経営者が率先してITの活用に取り組まざるをえない状況になってしまったのです。
事務の効率化・省力化によるコスト削減は当たり前で、的確な経営判断を行うために必要なビジネス情報の迅速な取得、既存顧客へのサービス向上や新規顧客の獲得による売上の向上など、経営のあらゆる局面で、ITをうまく活用できるかどうかが、企業の収益を左右します。
グーグルのようにITの活用が最も進んでいる企業では、ITそのものが ビジネスモデル(儲かる仕組み)に最初から組み込まれている時代になってしまったのです。
顧客や仕入先との取引情報は、紙やFAXを使うのではなく、電子メールの添付ファイルで瞬時にやり取りする時代なのです。
FAXなどという面倒な手段は、嫌がられる時代なのです。
インターネットを使えば、遠く離れた顧客にでも、商品や製品を販売できる時代なのです。
中間業者が不要な分、それだけ高い利益率で売れるのです。
ITを活用しないと損です。
とは言っても、ITの経営への活用の仕方がわからないのでは、どうしようもありません。
そこで、私が企業のIT部門の責任者としての数々の実体験を通して会得したITを経営に活用するための秘訣を、『8つの勘所』として解説することにしました。
それでは、費用対効果から学習しましょう。