ERPの導入を推進できる人材がいないということは、今のままでは、ERPを導入することも導入したERPを経営に効果的に活用することもできない。

なんとしてもERP導入プロジェクトのリーダーを確保する必要がある。

初めてERPを導入する企業の場合、ITに明るい人材をERP導入推進者に任命することを、強く勧める。但し、ソフトの開発(プログラミング)、情報ネットワークのトラブル対応など、いわゆるIT(情報技術)だけが得意な人材は、ERP導入推進者としては適任ではない。業務系を担当している方を選ぶ必要がある。

任命されたERP導入推進者が必要なスキルを身につけるには、①自分で学習する、②ERPの導入計画段階からERP導入後の業務改革まで弊社からの支援を受けながらOJTで習得する、という2つの選択肢がある。

弊社では、②をお勧めする。なぜなら、時間と費用を大幅に削減しながら必要なスキルを体系的に確実に身につけられるからだ。

ここで、重要なことを説明する。

導入するERPのベンダーが開催する講習会に参加すれば必要なERPのスキルが身につくと思っているのであれば、その考え方は間違っている。

4割もの企業が、導入したERPを他のERPに入れ替えているのは、ERP自体に問題があるというよりも、ERP導入プロジェクトのリーダーが必要なスキルを身につけていないからだ。

どのERPを活用する場合にも共通して必要なスキルは、ERPベンダーの講習会だけで身につけることはできない。

これでも、まだ説明が不足している。

ERPの導入推進に必要なスキルをあらかじめ身につけている方だけが、ERPベンダーの講習会に参加して、導入するERPに固有の知識を理解することができる。

つまり、『ERP管理者 養成講座』に含まれている業務知識の講座は、ERPベンダーの講習会に参加するための前提条件なのだ。


すでにERPを導入している企業でERP管理者がいない場合には、弊社にご相談ください。

社内から適任者を選ぶか、外部からリクルートすることになる。

ERP管理者がいる場合、その方がERP管理者として適任かどうかを判断する必要がある。

簿記を理解しておらず学ぶ意欲もない場合、ERP管理者としては不適任だ。なぜなら、ERPを理解するためには、簿記のスキルが必要不可欠だからだ。ERP管理者の方は、学習する時間が十分あったにもかかわらず学習しなかったことになる。

ERPを導入してそれなりの年月が過ぎている場合、ERP管理者が自らの壁をぶち破り、簿記を真剣に学ぶ意欲がある場合に限り、弊社がERP管理者を支援する可能性がある。

ERP管理者の、“ユーザーが困っている未解決の案件をなんとしても解決したい” という想いの強さが、高額な投資をして導入したERPを活用できるかどうかを左右するからだ。妥協は禁物だ。

ERPを導入したくても人材不足でERPを導入できない企業が多いことが、企業へのアンケート調査で分かっている。

残念ながら、現時点でERP管理者を育成する本格的なサービスを提供している企業は、弊社以外にはないようだ。

“ERPベンダーがERP導入時にERP管理者を育成すればいい” と思っている方は、現実のERPビジネスを理解していない。

ERPベンダーにとって、ERPを導入する企業から導入作業を丸投げされると最も儲かる。

逆に、客先に優秀なERP導入推進者がいると、それだけ自社のERPコンサルタントの必要性が減ってしまうのだ。 つまり、儲けが減ってしまうのだ。ERPの導入時にもERP導入後の活用段階もだ。

ERPの導入に失敗したくない企業は、なんとしてもERPの導入を推進できる力量がある人材を確保する必要がある。